2015年01月20日

ひとりが人を強くする

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先日、友達があまりいないから、将来が不安だという相談を受けました。

かくいう私も、友達があまりいません。
全くいない訳ではありませんが、毎週末予定が埋まり、常に誰かと会っている…という生活とは正反対のところにいます。

友達との情報交換と言ったら最近ではSNSですが、そもそもSNSは仕事の関係もあり登録していますが、ある程度のことがわかったら利用を止めてしまいます。
Facebookはここ数ヶ月全く閲覧していません。
神経をすり減らしてしまう気がするんですよね。
FacebookやTwitterの利用者数が減っているというニュースもありますが、最近は特定の人しか更新しなく、観ていなくても何の影響もないことが、最近わかりました。

友達が多かったら今のデザイナーという仕事はしていないだろうなと思います。
私は今の仕事が大好きなので、本当によかった。
ひがみに聞こえるかもしれませんが、本心です。

仕事は人との関わりがすべて、という大嘘


デザインもそうですが、何かを生み出そうとする時、人が創造性を発揮しなければならない時は、一人出なければいいイメージや考えは生まれないと思います。
「ビジネスは人と人との関わりだ」という人もいますが、それは間違っています。
自分にきちんと向き合って、自分がいいと思うイメージやアイディアが出来上がってからこそ、人との関わりでいい仕事が生まれるのです。
それをすっ飛ばして、「人と人が関わって仕事が生まれる!」というのは、あまりにも短絡的です。

フリーランスで仕事をしてからというもの、色々な人から人脈は大事だと言われてきました。
それはその通りです。
仕事があるのも、クライアントという人がいてこそ、のはなしです。

ただ、自分と向き合わず、「自分には何か出来るはずだ」と、自分の得意とすること、強みをきちんと明文化できないまま、フリーランスになっても、いい結果はなにも生まれません。
得意とすること、自分の強みは、人から言われたことも大事ですが、しっかりと自分と向き合って、はじめてわかること。

創造性は、ひとりの時間から生まれる


インターネットが登場してからというもの、これから、人はデータや知識をどのように活用するか、発展させるかという、創造性がますます問われます。
センター試験も、数年後には変革し、創造性を問うものになると言われています。
個々人の創造性は、ひとりの時間が生み出してくれると思います。

「毎週末忙しくてぇ」と自慢する人が時々いますが、最近はかわいそうだなぁ、とさえ思うようになりました。
あぁ、この人は自分のことを大切にしないんだな、と。

これからますます、人が強くなるためには、ひとりの時間が大切になってくる。
そう信じています。

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posted by あんず at 19:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2014年11月24日

「どうして解散するんですか?」はどうしてあんなことをしたのか?

今回の衆議院選挙解散に際し、「どうして解散するんですか?」という疑問を小学校4年生がウェブを通じて呈した、という話題がありましたね。

プログラマーでなくとも、ウェブの制作を請け負っている人であれば、
・あのウェブは普通の小学校4年生ではない
・このアクセスカウンターのような、数値が上がって行くのはどういうコードだよ
と思うことは自然だと思います。

結果として、数値は乱数が上がって行くだけのものであり、ご存知の通りNPO法人の代表と、天才プログラマーと称されたTehu氏によるものだったわけですが、一言で表現すると、ただ痛いだけだったな、と。

なんで小学校4年生と称する必要があったのか?


普通に「ワタシTehuは、衆議院の解散に対してこれこれこういう理由で、疑問があります」とブログなり何なりに投稿すればよかっただけじゃないですか。
なんで態々、小学校4年生と言う立場を借りる必要があったのか、ただただ謎です。
私なんかより発言力があるTehu氏が、普通に言論すればよかっただけのこと。

あのデザインが一番痛い


作成されたウェブサイトは、わざとらしく黒板をメタファーにしたデザインで、わざとらしくチョークで描かれた感じの手書き風フォントを使っていました。
おまけに、Twitterアカウントで色んな有名人にメンションを飛ばして、疑問を呈して…という行動も起こしていました。
痛い、痛いですね…。
まず、「小学生だから黒板だろ」というアイディアの乏しさに痛々しさを感じます。
こんな乏しいアイディアで、言わば人をだませると思っていたことが、本当にイヤです。

天才と称されていたのであれば、先述した通りに、普通にブログで発信すればよかったのです。

…と、ここまで書いたのが24日の深夜0時。
色々とウェブを観ていると、こんな記事を見つけました。

あまりに卑劣な「小学四年生なりすまし」事件に思う - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

…はい、本物の天才プログラマーである清水氏が書かれたものでした。
なぜこのようなダサい手法をとったのか、という推測までしっかりとした理論のもと書かれています。
正論過ぎて、ブログを書く気が失せました…。

今回の件を企画したお二人には、以下の書籍を心から、お勧めしたい。


まじめにしていれば、日本は本当に優しい


あと、もう一点。
「若者に容赦ない、日本はおかしい!」という論点がありますが、アホかと思います。

私も20代ですが、フリーランスで生計を立てています。
20代のペーペーが、フリーで仕事をするというのは大変なことですが、マジメにコツコツしてきたからこそ、周囲の大人に支えられて、仕事ができているのだと思います。
若者にも優しい国だと思います、マジメにやっていればね。
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posted by あんず at 19:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
2013年03月03日

飢餓に陥るデザイナー。

こんな記事を見つけました。

区が無報酬デザイナー募集…抗議殺到、計画中止
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130302-OYT1T00306.htm

以下引用です。

 大阪市天王寺区は1日、区のポスターなどを民間デザイナーに手掛けてもらおうと、「任期1年、無報酬」の条件で募集したところ、プロのデザイナーらから「業界をバカにしている」などと批判が相次ぎ計画を取りやめた、と発表した。


 従来、区制作のポスターやチラシは職員がデザイン。昨年8月に就任した元NHK記者の水谷翔太区長が、「民間の力を生かしてよりよいものを」と発案した。

 ところが、2月4日に募集を始めたところ、電話やメールで抗議が殺到。6日にはアマチュア限定に変更したが、「業界への配慮を欠くことに変わりない」「正当な対価を払うべきだ」などの意見が続いた。

 結局、28日の締め切りまでに4人が応募したが、区は「これだけ批判を浴びると理解が得られにくい」と計画を断念。4人には事情を説明するメールを送った。

 水谷区長は読売新聞の取材に、「業界に対する認識が足りなかった」と話している。

(2013年3月2日12時13分 読売新聞)


最近、デザイナーの仕事の単価が目に見えて落ちています。
某クラウドファンディングのデザイン仕事なんか、単価めちゃくちゃ安くて、あきれるくらいです。

ロゴ一つ作るのに、ヒアリングして、アイディア組み立てて、コンセプト作って、スケッチして、Macで作業して、いろんな所で使えるようにシミュレーションして、プレゼンして、修正して、プレゼンして…っていう作業を、なんで1万円でOKとか思っちゃうんですか。

もちろん、学生のアルバイトや趣味の延長で副収入として行うのであれば、それはそれで良いと思います。
ただ、そういう仕事がまかり通ったら、プロの仕事なんかなくなっちゃいますよ。

「世の中の流れがこの値段なんでしょ?なんでそんなに大金見積もるの」
なーんてクライアントに言われちゃうこと、請け合いです。

学生レベルの仕事があふれる訳だし、もしそうなったら、世の中のクリエイティブレベルはどんどん下がってしまう訳です。

こうして、また日本は一つ強みを無くしていくんだな、と記事を観ながら思いました。

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私も足下をしっかりと観ていかないと。
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posted by あんず at 20:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 随筆 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする